一歩ずつ一歩ずつ
昨年9月の私の一般質問で沼田市の財政状況について市長にお伺いしました。
その時の一部を抜粋して紹介させていただきます。
私の発言
《私なりに昨年から財政状況について少しずつ見ていますが、やはり非常に難しくて分かりづらいなと感じています。広報でも今の沼田市の財政状況については発表されていますが、その理解となるとやはり難しいのではないかと感じます。分からないと不安になって、沼田市が財政破綻するのではと漠然とおびえてしまうことにもつながります。現在の沼田市はどんな状態にいるのか、借金がどれくらいあって、体力はどれほどあるのかなど、市民の方に対して財政状況の見える化、可視化がされるといいなと考えますが、市長の考えをお伺いします。》
これに対し市長の発言
《財政について、こういう状況にあると、将来こういう見通しになるということは、しっかり分かりやすくやはりお伝えするべきだというのは同感でございます。(中略)紙面で伝えるということですので、言葉がないのでなかなか伝えづらいところがあるんですけれども、できるだけ、できる限りの努力はしていきたいと思います。》
これを受けまして私の提案
《私の場合、沼田市のそのときの年間予算約247億円を24万7,000円と月の収入に仮定して、収入や支出の大まかな内訳を家計簿に置き換えて示しました。27万4,000円のうち自前で稼ぐのが幾ら、仕送りが幾ら、水道光熱費、食費が幾らといった感じです。ぜひ工夫をしていただいて、市民の方によく分かる形で御提示いただけたらと思います。》
こんなやり取りが昨年9月にありました。
そして今年度4月の広報ぬまたにおいて、提案したような方法で、現在の沼田市の財政状況のイメージを掲載していただけました。
専門用語ばかりで、読むことすら敬遠してしまいがちな予算概要ですが、身近な家計の給料や支出に置き換えることで、現在の財政状況のイメージは伝わったのではないでしょうか。
早々に意見を取り上げていただいた星野市長をはじめとする担当課職員の皆さん、本当にありがとうございました。
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